知識ゼロから学ぶ ソフトウェアテスト

知識ゼロから学ぶ ソフトウェアテスト

知識ゼロから学ぶ ソフトウェアテスト

単体テストの知識(というか書き方?)しか知らない自分でも、読めた!
ソフトウェアテストの様々な方法を超簡単な例を通じて俯瞰で見ていきます。演習とかあるわけじゃないのですぐに実践できるわけじゃないけど、大まかに、以下の2点がを理解できました。

  • テストの考え方
  • このテストはこういう意図のもと、こんな場合に使う。


んで、この本はコンセプトがステキです。

  • 日本人が日本語で書く (翻訳ではなく)
  • 日本人の開発現場を基準に (国際的標準に追いつけてない場所で)
  • ソフトウェアテストの知見がない人のため (ずぶの素人)

に書かれた本。
というわけで、本当に読みやすく一晩で読めちゃいましたさ。


ただ、本当に素人の自分では”これが正しいのか?””全体の範囲のどこまでを網羅しているのか?”はわからないので、あんまり評価できません。
ただ、ソフトウェアテストの入り口には立たせて頂いた気がします!
ありがとうございます!

  • バグは完璧に取れるもんじゃない。
  • 完璧なテストなんてない

こういう心構えだけでも持てたのはうれしいです。

トピック

  1. バグとは何か?
  2. ホワイトボックステスト
  3. ブラックボックステスト
  4. システムテスト
  5. セキュリティテスト
  6. 回帰テスト
  7. ソフトウェアテスト運用の基本
  8. ソフトウェア品質管理の基本
  9. なぜ自動化は失敗するのか?

苦言

ただ、最後に苦言も。


読みやすかったんだけど、ちょっと体系だって話されてないんだよなぁ。
章の構成的にも、話の流れ的にも。


例えば回帰テストのところとか、

回帰テストとは唯一計画なしに行うテストです。

と書かれてるけど、じゃあどんなテストなんだよ!!その後にも明示されてないじゃないか!
とかね。

色々なテストがあるからこそ、マトリクス作ったり、各章の構成を同じにして比較したりされたらもっとクリアに入ってきただろうに。色々な現場の話をしてくれるから、読み物としては面白いんだけどね。